メタルマルは本当に1個で色々な魚が釣れるのか。13gから60gまである中で、どれを選べばいいのか。ここで手が止まる人は多いはずです。
ブレードが付いたメタルジグは種類が多く、見た目だけでは違いが分かりません。迷うのは当然です。
結論から言うと、メタルマルは「対象魚を絞らずに広く探りたい人」に向く製品です。逆に、狙う魚と釣り場が決まっていて1魚種に最適化したい人は、専用ルアーを選んだほうが満足度は高くなります。この記事では、ブリーデン公式サイトで確認できる仕様だけを使い、重さごとの違いと競合2製品との差を整理します。
ブリーデン メタルマル 28g
アジ・サバから小型青物まで同じ1個で探れるので、何が回っているか分からない日の1投目に迷いません。
価格・在庫は変動します。選び方の根拠は本文で解説しています。
メタルマルとは|1個で多魚種を狙えるブレード付きメタルジグ
メタルマルは、ブリーデン(BREADEN)が展開するブレード付きのメタルジグです。公式サイトは「魚種限定解除」というコンセプトを掲げています。特定の魚を狙い撃つのではなく、フィッシュイーター(小魚を食べる魚)を広く相手にする設計という位置づけです。
構造上の特徴は、リア(後方)にブレード(コロラド型)とダブルフックを抱き合わせて装着している点です。公式はこの構成について、スピンテールジグの弱点である乗りの悪さやバラシを大幅に克服したと説明しています。ブレードだけが独立して付いているのではなく、フックと組み合わせることで掛かりを補う考え方です。
公式サイトが実績として挙げている魚種は、マルアジ・マアジ・シーバス・チヌ・キビレ・ヒラメ(ソゲクラス)・マゴチ・サバ・ハマチ・メバルです。さらに、マハゼ・アイナメ・クサフグ・ササノハベラ・アイゴ・ウミタナゴといった、小魚を主食にしない魚まで釣れたと紹介されています。
飛距離については、公式が「TR/PEスペシャル」(同社のロッド)とPE0.4号の組み合わせで、無風・平地で100m超を計測したと公表しています。数字だけが独り歩きしやすい部分ですが、これは軽量級を専用タックルで投げたときの計測値である点は押さえておきましょう。
ブレードが付いたジグは、巻く速さでブレードの回り方が変わるんだよ。まずはゆっくり巻いて、手元に伝わる振動を覚えるのがいいかも🎣
メタルマルのスペック|13〜60gの重さ・全長・価格
ブリーデン公式サイトで確認できるラインナップは次のとおりです。価格はいずれもメーカー公表の税別価格です(2026年9月時点)。
| モデル | 重さ | 全長 | 価格(税別) | 推奨適合フック |
|---|---|---|---|---|
| メタルマル13 | 13g | 55mm | 1,100円 | ダブル:SD-33TN #8相当/トリプル:ST-46TN #12相当 |
| メタルマル19 | 19g | 55mm | 1,100円 | ダブル:SD-33TN #8相当/トリプル:ST-46TN #12相当 |
| メタルマル28 | 28g | 70mm | 1,200円 | ダブル:SD-33TN #5相当/トリプル:ST-41TN #6相当 |
| メタルマル40 | 40g | 73mm | 1,200円 | ダブル:SD-33TN #5相当/トリプル:ST-41TN #6相当 |
| メタルマル60 | 60g | 75mm | 1,300円 | SINGLE HOOK SH01 Lサイズ |
表を縦に見ると、13gと19gが同じ55mm、28gと40gが70mm前後、60gで75mmとなっています。重さが4倍以上変わっても全長は1.4倍程度しか変わりません。つまり重い番手ほど厚みと密度で重量を稼ぐ設計で、シルエットは大きくなりすぎない、という読み方ができます。
もう一点、購入時に見落としやすいのがカラーの設定です。公式のカラーチャートは19色ありますが、全色が全サイズに用意されているわけではありません。13gと19gには19色すべてが設定される一方、28g・40g・60gに設定があるのは、レッドゴールド・シルバーイワシ・ブルーイワシ・コットンキャンディ・プラチナキャンディ・ピンクイワシ・グローゼブラ・チャートゴールド・ブルピンイワシ・ブラックシルバーの10色です。カラーだけを見て選ぶと、狙った重さに設定がないことがあります。
なお、根掛かりを回避しやすいシングルフックモデルも用意されており、公式には13g・19g(各1,100円・税別)と28g(1,200円・税別)が掲載されています。通常モデルを「SINGLE HOOK SH01」でシングル化することもできると案内されています。
ブリーデン メタルマル 28g
28gは一般的な堤防と汎用ロッドにいちばん収まりやすい重さで、シリーズで最初に選びやすい番手です。
メタルマルのメリット3つとデメリット2つ
メリット1:対象魚を決めずに釣り場へ入れる
公式が実績魚種として挙げる範囲が広いため、「今日は何が釣れるか分からない」という日でも、とりあえず結んでおける1個になります。アジ・サバのライトゲームから、シーバス・ハマチ・ヒラメといった中型まで同じ製品でカバーできるのは、持ち歩くルアーの点数を減らしたい人には実利があります。
メリット2:ブレードとフックの構成で掛かりを補っている
ブレード系ルアーは、魚がブレードだけにアタックして掛からないことがあります。メタルマルはリアでブレードとダブルフックを抱き合わせる構成をとっており、公式もこの点を克服したポイントとして挙げています。
メリット3:重さの選択肢が5段階ある
13g・19g・28g・40g・60gと刻みがあるので、常夜灯まわりのライトゲームから、潮の速い場所や水深のある堤防まで、同じシリーズで並べられます。ルアーの性格を変えずに重さだけ変えられるのは、釣り場ごとの再現性という意味で扱いやすい部分です。
デメリット1:ブレード付きゆえに手返しで気を使う
ブレードとフックが近接しているため、キャスト前に絡みを確認する手間は増えます。とくに向かい風でのキャストや、水面でのフォール直後は注意が必要です。このデメリットが気にならないのは、1投ごとにルアーの状態を確認する習慣がある人です。
デメリット2:28g以上はカラーの選択肢が半減する
前述のとおり、28g・40g・60gのカラーは10色です。青物やヒラメを想定して重い番手を選ぶ人ほど、細かいカラーの使い分けはしにくくなります。このデメリットが気にならないのは、カラーよりレンジ(泳ぐ層)と速度で釣りを組み立てる人です。カラーの考え方そのものはメタルジグのカラー選びの記事でも整理しています。
メタルマルと競合ブレードジグ2製品の比較
同じ「ブレード付きの鉛系ルアー」で、28〜30g前後の定番2製品と並べます。いずれも各メーカー公式サイトで確認できた仕様のみを掲載しています。
| 製品 | 重さ | 全長 | ブレードとフックの構成 |
|---|---|---|---|
| ブリーデン メタルマル28 | 28g | 70mm | リアにブレード(コロラド)とダブルフックを抱き合わせ |
| ジャクソン 飛び過ぎダニエルブレード 30g | 30g | 75mm | テールフックからオフセットした位置にブレードを装着し、ブレードとフックを分割。ヘッド後方にアシストフックを搭載。フックは#6 |
| コアマン PB-28 パワーブレード | 28g | 108mm | トレブルフックとブレードを一体化したブースターシステム(BS-1310)を採用。がまかつ トレブル13 #10、ブレード#2 |
いちばん差が出るのは全長です。ほぼ同じ重さでありながら、メタルマル28は70mm、PB-28は108mmと、38mmも違います。同じ28gを鉛に凝縮したコンパクトなシルエットか、細長いシルエットで小魚に似せるかという設計思想の違いです。
価格は、メタルマル28がメーカー公表で税別1,200円、飛び過ぎダニエルブレード30gがメーカー公表で税込1,430円と、ほぼ同じ価格帯に収まります(PB-28は公式サイトに価格の記載がないため、ここでは比較しません)。
使い分けの目安はこう考えると整理できます。ベイトが小さく、シルエットを抑えて食わせたいならメタルマル。サーフや広いエリアで飛距離を最優先し、アシストフックでの掛かりも欲しいなら飛び過ぎダニエルブレード。シーバスのデイゲームで水深3〜7mを丁寧に引きたいならPB-28(公式が示す適合水深がPB-13=1〜3m、PB-20=2〜5m、PB-28=3〜7mです)。
ジャクソン 飛び過ぎダニエルブレード 30g
サーフや広い漁港で沖の潮目まで届かせたいなら、ヘッド後方のアシストフックまで備えたこちらが噛み合います。
同じ28gでも、ボディの長さは製品ごとに全然ちがうんだ。ベイト(小魚)の大きさに合わせて選ぶと迷いにくいよ。
メタルマルの重さの選び方|瀬戸内の堤防で使うなら
瀬戸内海は潮の動きが速い場所と、内湾で穏やかな場所の差が大きいエリアです。重さは「釣り場の水深」より先に「潮の速さ」で決めると外しにくくなります。
- 13g・19g:常夜灯まわりや内湾の浅い堤防。アジ・サバ・メバルなどのライトゲーム用タックルで扱う範囲です。専用のメバリングロッドで投げるなら19gは上限に近いので、ロッドの適合ウエイトを必ず確認してください。
- 28g・40g:一般的な堤防や漁港で、ライトショアジギング用のタックルに合わせる中心帯です。瀬戸内で秋に接岸する小型の青物を狙うなら、まずここから選ぶことになります。時期の考え方は瀬戸内のショアジギングで青物が釣れる時期でまとめています。
- 60g:潮が速い水道筋や、足場が高くて距離を稼ぎたい場所向けです。公式の推奨適合フックが「SINGLE HOOK SH01 Lサイズ」とシングル指定になっている点も、根掛かりの多い場所で使う想定と読み取れます。
秋の瀬戸内はタチウオが射程に入る時期でもあります。ブレード付きのルアーは歯の鋭い魚に触れる機会が増えるため、ワイヤーやリーダーの考え方も含めて広島のタチウオ堤防釣りを合わせて読んでおくと組み立てやすくなります。
フックとブレードが絡んだまま投げても、回らないし飛ばないよ。キャストの前に指で弾いて確認する癖をつけよう。
メタルマルのよくある質問
Q1. 初心者でも扱えますか?
投げてただ巻きするだけで、ブレードが回って泳ぐ設計です。特別なアクション(操作)を覚えなくても機能するので、メタルジグの操作に慣れていない段階でも扱えます。ロッドの適合ルアーウエイトの範囲内で重さを選ぶことだけ守ってください。
Q2. 重さはどれを1個目に選べばいいですか?
使うロッドで決まります。メバリング・シーバス用の軽いロッドなら13gか19g、ライトショアジギング用のロッドなら28gか40gが基準です。ロッドの適合ウエイトを超えると、キャスト時に破損する危険があります。
Q3. フックは交換できますか?
公式が推奨適合フックを重さごとに公表しています。13g・19gはダブルでSD-33TN #8相当、トリプルでST-46TN #12相当。28g・40gはダブルでSD-33TN #5相当、トリプルでST-41TN #6相当。60gはSINGLE HOOK SH01のLサイズです。交換する際はこの番手を基準にしてください。
まとめ
メタルマルは、リアにブレードとダブルフックを抱き合わせたブレード付きメタルジグで、公式は「魚種限定解除」を掲げています。ラインナップは13g・19g・28g・40g・60gの5段階、価格はメーカー公表で税別1,100〜1,300円です。
同じ重さ帯の競合と比べると、メタルマルはコンパクトなシルエットが特徴で、ベイトが小さい状況や、対象魚を決めずに広く探りたい場面に向きます。逆に、飛距離を最優先したい場合や、シーバスのデイゲームで特定のレンジを刻みたい場合は、それぞれ得意な製品が別にあります。
まずは手持ちのロッドの適合ウエイトを確認し、そこに収まる重さから1個を選ぶのが失敗の少ない入り方です。
ブリーデン メタルマル 28g
重さ違いを1段ずつ買い足していける製品なので、手持ちのロッドに合う28gから始めると選び直しの手間が小さく済みます。



