バチコンアジングの仕掛け自作|胴突き・逆ダンの作り方と号数の決め方

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バチコンアジングは、船の上から真下にリグを落として、深いレンジにいるアジを狙う釣り方です。「バチコン」はバーチカルコンタクトの略で、ダイワが専用アイテムに付けている英語名も「VERTICON(VERTIcal CONtact)」になっています。名前のとおり、キャストではなく縦の動きで魚とコンタクトするのが基本です。

使う仕掛けは市販の完成品も充実していますが、自作にすると全長や枝スの長さを、その日の水深と潮に合わせて自由に決められます。パーツの構成自体は複雑ではないので、必要なものと号数の考え方さえ分かれば、出船前の夜に何本かまとめて用意しておくこともできます。

この記事では、必要なパーツ、「胴突き」と「逆ダン」という2つの形の違い、号数と全長の決め方、つまずきやすいポイントまでを順に整理します。

参考までに、記事中で触れた代表的なモデルを挙げておきます(最新の仕様・価格は販売ページでご確認ください)。

ダイワ 月下美人バチコンシンカー 10号 マットブラック
バチコンを始める最初の1個に

ダイワ 月下美人バチコンシンカー 10号 マットブラック

スイベル内蔵なので、幹糸の下端に結ぶだけで糸ヨレ対策まで済みます。

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バチコンアジングの仕掛けは「胴突き」と「逆ダン」の2種類

バチコンの仕掛けは、シンカー(オモリ)とジグヘッドのどちらが下に来るかで大きく2つに分かれます。自作を始める前にどちらを作るのか決めておくと、買うパーツが絞れて材料も余りません。

バチコンアジングの仕掛けは2種類。胴突きはオモリがいちばん下で枝スにジグヘッドを付け、市販例は全長170cm・枝ス2.0号。逆ダンはジグヘッドがいちばん下で、市販例は全長190cm・リーダー2.0号の編み込み式

胴突き|シンカーが一番下に来る形

幹糸の下端にシンカーを付け、そこから少し上の位置で枝スを出してジグヘッドを結ぶ形です。オモリが常に最下部にあるので着底が取りやすく、底付近を丁寧に探りたいときに扱いやすい構成になります。

具体的な寸法は、市販の完成仕掛けを見ると目安がつかめます。ダイワの「月下美人バチコンリーダー 胴突」は、ロングが全長170cm・幹糸2.5号・枝ス2.0号、ショートが全長140cm・幹糸3.0号・枝ス2.5号という仕様です。自作でもこの数値をそのまま出発点にして構いません。

逆ダン|ジグヘッドが一番下に来る形

逆ダウンショット、略して「逆ダン」と呼ばれる形です。上にシンカー、下にジグヘッドを配置します。ジグヘッドが仕掛けの最下部で何にも縛られずに漂うので、フォールでの見せ方に幅が出ます。

同じシリーズの「月下美人バチコンリーダー 逆ダン」は、ロングが全長190cm・リーダーライン2.0号・シンカーライン1.5号、ショートが全長150cm・リーダーライン2.5号・シンカーライン2.0号。ダイワは逆ダンについて、編み込み式なのでエダスの長さを自由に変更できると説明しており、糸傷が出ても切って長さを詰め直せる構造になっています。

長さを現場で詰め直せる点は自作の発想に近い形ですが、初めて作るなら構造が単純な胴突きから入ったほうが失敗は少ないと思います。

胴突きか逆ダンかで、必要になるパーツがちょっと変わるんだよ。先に決めておくと材料がムダにならないよ🎣

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自作に必要なパーツと号数の目安

必要なものは、大きく5種類です。まず全体像を押さえてから、ひとつずつ見ていきます。

パーツ 役割 目安
幹糸(フロロ) 仕掛けの背骨になる部分 2.5〜3.0号
枝ス(フロロ) ジグヘッドを吊るす短い糸 2.0〜2.5号
シンカー 底を取る・レンジを作る 10〜25号
ジグヘッド 針とワームの土台 0.3〜0.5g
接続小物 スナップ・スイベル・ビーズ ライトゲーム用の小型

号数の欄は、前章で挙げたダイワの完成仕掛けの実仕様から取った数字です。船宿や海域で適正は動きますが、最初の1本の基準としては十分に機能します。

幹糸と枝スはフロロカーボンで揃える

幹糸と枝スには、張りがあって根ズレに強いフロロカーボンを使います。ハリス用として売られているものがそのまま使えるので、号数展開が細かい銘柄を1つ持っておくと、幹糸と枝スの使い分けが楽になります。

たとえばクレハのシーガー グランドマックスFXは、0.3号から10号までの号柄が用意されたフロロカーボンハリスで、1.5号で標準直径0.205mm・標準結節強力2.55kgと公表されています。細かい号数が揃っているぶん、幹糸と枝スに0.5号差をつけるといった調整がしやすい銘柄です。

なお、リールに巻く道糸(メインライン)とここでいう幹糸は別物です。道糸まわりの選び方はアジングのエステルラインとリーダーの選び方で整理しているので、そちらも合わせて確認してみてください。

クレハ(KUREHA) シーガー グランドマックスFX 単品 全19サイズ
幹糸と枝スを1銘柄でそろえたい人に

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0.3号から10号まで号柄が細かく、幹糸と枝スの号数差をつけやすい銘柄です。

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シンカーは号数とグラムの両方で見る

オモリの号数は1号=3.75gで換算します。10号なら37.5g、25号では93.75gです。アジングという言葉から想像するより、かなり重いオモリを使う釣りだと分かると思います。

専用シンカーは、この重さを扱う前提で形状が工夫されています。ダイワの月下美人バチコンシンカーは10号・12号・15号・20号・25号の5サイズ展開で、スイベル内蔵でリーダーやリグがヨレにくい点、アクション時にブレにくい低重心設計である点、船べりで転がりにくい変則六角形状である点が公式の説明として挙げられています。号数とグラムが本体に併記されているのも、船上での持ち替えでは効いてきます。

自作でスイベル内蔵タイプを使う利点は、幹糸の下端に結ぶだけで回転対策が済むことです。ナス型オモリなら、別途スイベルを一段かませます。

ジグヘッドは重さより「落ち方」で選ぶ

バチコンで使うジグヘッドは0.3〜0.5gと非常に軽量です。重いシンカーで一気にレンジまで落とし、その先で軽いジグヘッドをゆっくり漂わせる、という役割分担になっているためです。

ダイワの月下美人バチコンジグヘッドは、この「漂わせる」を突き詰めて錫製ヘッドを採用しています。公式は、鉛と比べて体積が大きくシルエットも大きくなるため潮流の影響を受けやすく、フォール速度が極めて遅いと説明しています。ラインナップは0.3gと0.5g、フックサイズは#8・#6・#4で、喰い込み重視のノーマルと大型狙いの太軸が用意されています。

シンカーで「どこまで落とすか」、ジグヘッドで「そこからどう見せるか」を決めると役割が整理できます。重さ自体の考え方はジグヘッドの重さの選び方でも触れています。

ダイワ 月下美人バチコンジグヘッド 0.3g#6
フォールをゆっくり見せたい人に

ダイワ 月下美人バチコンジグヘッド 0.3g#6

錫製ヘッドで鉛より体積が大きく、潮を受けながらゆっくり落ちる設計です。

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接続小物は「枝スを垂れさせない」ために使う

自作で差が出やすいのが、枝スを出す部分の処理です。幹糸に直接枝スを結ぶだけだと、枝スが幹糸に沿って垂れ下がり、そのまま絡んでしまいます。

ダイワの完成仕掛けでは、接続部にD-ビーズマーキングというビーズを使い、上方20°に出した傾斜ホールで枝スが垂れにくい構造にしていると説明されています。自作で同じ方向を狙うなら、回転ビーズや三又サルカンを枝スの付け根に入れ、枝スが幹糸から角度を持って出るようにするのが近道です。

ジグヘッド側の先端には、小型のスナップを付けておくと交換が一瞬で済みます。市販のバチコン用リーダーがスナップ式を採用しているのも同じ理由です。

胴突き仕掛けの作り方|基本の手順

パーツが揃ったら、次の順番で組んでいきます。ここでは構造が単純な胴突きを例にします。

  1. 幹糸を切り出す:全長140〜170cmを目安に、フロロ2.5〜3.0号を切ります。長いほうが自由度は高く、短いほうが扱いやすいので、最初は間を取って150cm前後から試すと感覚がつかみやすいはずです。
  2. 上端に接続部を作る:道糸側と繋ぐスイベルやスナップを結びます。ここは仕掛け全体の荷重がかかるので、結び目は必ず締め込みを確認します。
  3. 枝スの位置を決める:シンカーから20〜40cm上あたりに、回転ビーズや三又サルカンを固定します。底べったりを狙うなら低く、少し浮いたアジを狙うなら高くする、という調整代になります。
  4. 枝スを結ぶ:枝ス用のフロロを10〜20cmほど取り、片端を接続部に、もう片端に小型スナップを結びます。長すぎると絡み、短すぎるとワームが自然に漂わないので、まずは15cm前後を基準にすると調整しやすくなります。
  5. 下端にシンカーを付ける:幹糸の下端にシンカーを接続します。スイベル内蔵タイプならそのまま結ぶだけで完了です。

結節は実績のあるものを1つ覚えれば十分で、糸と金具ならクリンチノットやパロマーノットで対応できます。種類より、締め込む前に必ず湿らせることと、締めたあとの余分をきちんと処理することのほうが効きます。

結ぶ前にラインを湿らせるのを忘れずに。乾いたまま締め込むと摩擦熱で糸が傷むんだ。

自作でつまずきやすい3つのポイント

作り方そのものより、使ってから気づく落とし穴のほうが厄介です。よくあるものを3つ挙げます。

1.枝スが幹糸に絡む

最も多いトラブルです。原因はだいたい、枝スが長すぎるか、枝スの出方に角度がついていないかのどちらかです。

対策は接続小物に加えて、糸の選び方でも効きます。ダイワが完成仕掛けに使うスペクトロンセンサーラインは、糸グセが取れやすく特有の張りで仕掛け絡みが激減する素材だと説明されています。「柔らかくてしなやかな糸」は幹糸に向かないということで、自作でも張りのある糸のほうがトラブルは減ります。

2.結節部の強度が読めない

自作の弱点は、どこが一番弱いのかを自分で把握しなければならない点です。号数だけ見て安心すると、実際には結び目で切れます。

作ったあとに幹糸と枝スを手で軽く引き、結び目がずれないかを確認しておきましょう。船上で大型が掛かってから気づく、という順番は避けたいところです。

3.船の上で仕掛けがまとまらない

家で丁寧に巻いた仕掛けも、まとめてバッグに放り込めば絡みます。仕掛け巻きやチャック袋に1本ずつ分け、全長と号数を書いておきましょう。

自作の本当のメリットは、この「複数パターンを用意しておける」ところにあります。全長違い・枝ス長違いを何本か作り、当日の反応を見て入れ替えられると手数が増えます。

作った仕掛けは1本ずつ分けて、全長と号数を書いておくといいよ。船の上で探す時間がもったいないからね。

まとめ

バチコンアジングの仕掛け自作は、パーツ点数が少なく、押さえるところも限られています。

  • 仕掛けの形は胴突きと逆ダンの2種類。最初は構造が単純な胴突きから
  • 幹糸2.5〜3.0号・枝ス2.0〜2.5号・全長140〜190cmが、市販完成品から読み取れる基準値
  • シンカーは10〜25号(37.5〜93.75g)。1号=3.75gで換算する
  • ジグヘッドは0.3〜0.5gの軽量域。重さだけでなく素材によるフォールの違いも効く
  • 枝スの付け根に角度を作る小物を入れると、絡みが大きく減る

まずは基準どおりの1本を作り、そこから全長と枝ス長を動かして自分の釣り方に寄せるのが確実な進め方です。瀬戸内で船に乗る前の情報整理には広島・瀬戸内の釣りガイドも活用してみてください。

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最初の1本を作るなら

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10号から25号までそろうので、水深と潮に合わせて重さを足していけます。

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