堤防でちょい投げを始めて、釣具店で青イソメを買ったものの、ヌルヌルして掴めず、鈎のどこに刺せばいいのか決められないまま釣り座で手が止まる。投げるとエサだけ無くなるのも、刺し方のせいなのか判断がつかない。最初の一匹はたいていここでつまずきます。
この記事は、キスやハゼを狙うちょい投げに絞って、青イソメの刺し方を3つだけ整理したものです。読み終えたら、狙う魚に合う刺し方を1つ選んで、そのまま投げられる状態になります。
オーナーばり 段差のチカラ キス・カレイ N-6222
30秒でわかる結論|青イソメの付け方
- 刺し方は「通し刺し」「チョン掛け」「房掛け」の3つ。違いは鈎から下に垂らすイソメの長さです
- 遠くへ投げる日は通し刺し、足元を探る日はチョン掛け。まずはこの2つで足ります
- 1匹が長ければ切って使って構いません。短いエサを前提にした仕掛けもあります
- エサだけ取られるときは、刺し方より先に鈎の号数を見ます(キス・ハゼ向けの仕掛けは7〜11号の展開があります)
刺し方は3つだけ|タラシの長さで選ぶ
青イソメの刺し方はいくつも紹介されていますが、ちょい投げで実際に使い分けるのは3つです。難しい技術の差ではなく、鈎から下に垂れるイソメの長さ(タラシ)をどれだけ出すかの違いだと考えると整理しやすくなります。
その前に、よく迷うのが「1匹を丸ごと使うのか、切って使うのか」です。長い個体はハサミや指で切って構いません。メーカーも短いエサを前提にした仕掛けを作っていて、オーナーばりの「段差のチカラ キス・カレイ」は、2cmのコマ切れのエサでも4cmに見えるボリュームを段差バリで作れるとしています。

通し刺しは、イソメの頭から鈎先を入れて、胴に沿わせるように通します。エサが鈎の軸に乗った状態になるので、強く投げてもずれにくくなります。そのぶんイソメは自由に動けないため、誘いは仕掛けを引く操作に任せることになります。
チョン掛けは、頭の近くに鈎を一度だけ刺して終わりにします。イソメが身をよじって動き続けるので、食いが渋い日や足元の魚を狙う日に使われます。弱点は、強く振りかぶるとその一点に力が集中して身切れしやすいことです。
房掛けは、数匹をまとめて刺して下に長く垂らします。濁りが入った日や夕暮れなど、まず見つけてもらいたい状況で選ぶ刺し方です。ただしエサの露出が増えるぶん、小さい魚にかじられて手返しが落ちやすくなります。
最初は通し刺しとチョン掛けの2つでいいよ。房掛けは「反応が薄いな」と思ってから足す感じかな🎣
狙う魚で決める|キスとハゼは別の刺し方
ちょい投げの主役はキスとハゼですが、必要な距離が違うので、同じ刺し方で通そうとすると噛み合わなくなります。
キス狙いは、沖めの砂地まで仕掛けを届かせる場面が多くなります。そのため投げてもエサが残る通し刺しが基本の形になります。タラシを長く出すと、先だけかじられて鈎に乗らないことがあります。
ハゼ狙いは、河口や港内の足元を探るので遠投が要りません。身切れの心配が小さいぶん、チョン掛けでイソメを動かしたほうが反応は分かりやすくなります。広島周辺でハゼを狙う時期は広島のハゼ釣りの時期に、キスの時期は広島のキス釣りの時期にまとめています。
鈎とハリスを先に見る|刺し方では直せないこと
「刺し方が悪いからエサだけ取られる」と思われがちですが、鈎そのものが狙う魚と合っていないと、刺し方だけを変えても違いが分かりにくくなります。先に仕掛け側を確かめます。
虫エサ用の仕掛けには、鈎の軸に「ケン」が付いたものがあります。オーナーばりの「段差のチカラ キス・カレイ」は品番36222(N-6222)で、全長1.2m、使用鈎は流線ケン付です。号数は鈎7〜11号、ハリス1.5号などの展開があります。狙う魚のサイズに号数を合わせるところから始めると、刺し方の良し悪しを判断できるようになります。
この製品は2本の鈎を段差に配置した仕掛けで、メーカーは段差バリの効果として、短いエサでもボリュームを演出できること、フルキャストでもエサが切れないこと、2つのハリが魚の口に刺さってバラシにくいことを挙げています。
| 確かめる場所 | 見るポイント |
|---|---|
| 鈎の号数 | キス・ハゼなら小さめ。段差のチカラは7〜11号の展開 |
| 鈎の形状 | 虫エサなら軸にケンが付いているか |
| ハリス | 号数は仕掛けの表示で確認(細すぎないか) |
| 全長 | 足元中心なら短め、遠投なら長め |
結ぶのが苦手な場合は、結び不要のタイプもあります。オーナーばりの「お手軽城 キス・ハゼ」は品番36250(H-6250)で、全長20cm、オモリ4号付き、サイズはS(6)・M(8)・L(10)。チチワ式の交換鈎なので結びが要らず、交換鈎が2本入っています。天秤やオモリから揃える場合は投げ釣り天秤の種類と選び方、道具一式はキス釣りのちょい投げ仕掛けが参考になります。
オーナーばり お手軽城 キス・ハゼ H-6250
素手が苦手なら道具に任せる
青イソメはヌルヌルして掴みにくく、噛むことがあります。素手で触るのが苦手なら、エサ付けは道具に任せてしまって構いません。
オーナーばりの「FT-22 虫ピンチ」は品番81145の小物アクセサリーで、手を離してもつかんだままの逆作用式、ピン付きカップで虫餌を逃さず、「石粉いらずで手も汚れない」として直接触らずに餌付けできるとしています。石粉を使わずに済むのも、荷物が1つ減るという意味では小さくない差です。
道具に頼るのは逃げじゃないよ。直接触らずに付けられるから、手が止まりにくいんだ
まとめ|狙う魚に合わせて刺し方を1つ決める
青イソメの付け方は、タラシの長さで選ぶ3つを覚えれば十分です。遠投のキスは通し刺し、足元のハゼはチョン掛けから試してください。長い個体は切って使って構いません。
エサだけ取られる日が続くときは、刺し方を変える前に鈎の号数を見直します。そのうえで刺し方を一つずつ変えて、反応の違いを見ていきます。
釣行日を決めるときは瀬戸内の釣り指数で潮と風を確かめてから出かけます。
オーナーばり 虫ピンチ FT-22


