シマノの船用PEライン「タナトル」には、4本編みのタナトル4と8本編みのタナトル8があります。「タナトル4 タナトル8 どっちを選べばいい?」と迷う方に向けて、両者の違いと選び方の目安を先に結論からまとめます。
- コスパ重視・根ズレに強い糸が欲しい人:タナトル4
- 感度・飛距離・糸鳴りの少なさを重視する人:タナトル8
- どちらも10m×5色のマルチカラー(1m・5mマーキング付き)で、タナ(水深)を取る船釣りに向きます
「タナ取る」が名前の由来のとおり、どちらもマダイ・青物・タチウオなど船からの釣りで水深を把握しやすいのが特徴です。ここからは編み方・強度・使用感・価格の違いを順番に見ていきます。
結論|タナトル4・タナトル8はこう選ぶ
タナトル4 TANATORU4 2号-300m シマノ PEライン 5色色分け
- 4本編み
- IZANAS®素材
- 10m×5色マーキング
根ズレに強めで価格も手頃。まず船釣りを始める方に。
タナトル8 TANATORU8 3号-300m シマノ PEライン 5色色分け
- 8本編み
- IZANAS®素材
- 表面が平滑・しなやか
表面が滑らかで糸鳴りが少なく、感度重視の中級者に。
価格・在庫は変動します。選び方の根拠は本文で解説しています。
30秒でわかる結論|タナトル4とタナトル8はどっち
- タナトル4(4本編み):糸が硬めで表面に凹凸があり、根ズレに比較的強い傾向です。まず船釣りに慣れたい人、こまめに巻き替えたい人に向きます
- タナトル8(8本編み):シマノ公式は「表面を平滑に仕上げたことでガイドノイズが少なく、かつ水切れも良い」と説明しています。感度と水切れを優先したい人向けです
- 本体価格(税別)はタナトル4が1,330〜4,300円、タナトル8が2,270〜7,300円。同じ200m巻きで1,700円と3,050円の差です
- どちらも10m×5カラーで1m・5mのマーキング入り。タナを取る船釣り向けという前提は共通です
- 必要な分だけ使いたいなら、100m単位の連結スプールという選択肢もあります

タナトル4・タナトル8のスペック比較
両製品の公称スペックを表にまとめます。いずれもメーカー公式サイトで確認した値です(価格は変動するため、最新の価格は各販売ページでご確認ください)。
| 項目 | タナトル4 | タナトル8 |
|---|---|---|
| 編み本数 | 4本編み | 8本編み |
| 素材 | 高強度PE素材 IZANAS® | 高強度PE素材 IZANAS®(500m巻きは対象外) |
| カラー | 10m×5色(1m・5mマーキング) | 10m×5色(1m・5mマーキング) |
| 巻き量ラインナップ | 150m/200m/300m/500m | 150m/200m/300m/500m |
| 号数展開 | 0.6〜4号(品番により異なる) | 0.6〜6号(品番により異なる) |
| 表面の質感 | やや硬め・凹凸あり | 平滑・しなやか |
| 1号の強力 | 約9.1kg | 約10.2kg |
| 2号の強力 | 約17.6kg | 約19.4kg |
| 3号の強力 | 約22.3kg | 約24.8kg |
| 本体価格(税別) | 1,330〜4,300円 | 2,270〜7,300円 |
※価格は変動します。最新の価格・在庫は各販売ページでご確認ください。
表で差が出るのは太さの上限と価格の2か所です。大型魚まで視野に入れるならタナトル8の0.6〜6号が効きますが、同じ200m巻きで1,700円と3,050円の開きがあります。
太い号数を使うなら、2026年の変更も知っておくと無駄が減ります。5号・6号はそれまで連結スプールしかなく、リールによっては巻いたときに余りが出ていました。新パッケージでは5号・6号が300m、4号が500mに設定されています。
その連結スプールは「タナトル 4 / 8 100m 連結」という別製品で、100mあたりの本体価格は4本編みが1,130円、8本編みが1,850円です。必要な長さだけ巻きたい人向けの選択肢になります。
連結スプールは100mずつ切り分けて使う形だよ。必要な分だけ巻きたい人向けなんだ
タナトル4 TANATORU4 2号-300m シマノ PEライン 5色色分け
4本編みと8本編みで何が変わる?
PEライン(ポリエチレン素材の釣り糸)は、細い原糸を複数本編み込んで作られます。この編み本数が使用感を大きく左右します。
8本編みのタナトル8について、シマノ公式は「緻密な8本編にすることで高感度かつ、しなやかに仕上げました。また、表面を平滑に仕上げたことでガイドノイズが少なく、かつ水切れも良い」と説明しています。一方で4本編みのタナトル4は、表面に張りがあるぶん根ズレに比較的強く、同じ号数なら価格を抑えやすいのが使いどころです。
一般に「感度・飛距離なら8本編み」「耐摩耗・コスパなら4本編み」と言われます。ただし号数や釣り方次第で体感差は変わるため、狙う魚と釣り方から選ぶのが失敗しにくい方法です。
編み本数が多いほうが上、ってわけじゃないんだ。狙う釣りと巻き替えの頻度で決めるのがコツかも🎣
実釣インプレ(使用感)
実際に両方を使って感じた、率直な使用感をまとめます。
タナトル4
「迷ったらこれ」と言えるくらい、大きな不満のない道糸でした。船でタナを取る釣りに必要な性能がひととおりそろっていて、扱いやすさで選ぶなら十分満足できる一本です。4本編みの使用感やリピート購入している理由は、タナトル4の単体インプレで詳しくまとめています。
タナトル8
コーティングが強めで表面がかなりツルツルしているのが第一印象です。そのぶん糸鳴りが少なく感度は高い一方、滑りやすく、糸さばきに慣れていない初心者には少し扱いにくいと感じるかもしれません。
タナトル8 TANATORU8 3号-300m シマノ PEライン 5色色分け
タナトルとピットブルは何が違う?
シマノのPEラインで並んで候補に挙がるのがピットブルです。両者の違いは、公式サイトでの置かれ方そのものに表れています。タナトル4・タナトル8は「船」カテゴリの製品として掲載され、ピットブルは「汎用」カテゴリに置かれています。
ピットブル4+の公式説明は「シマノ ルアー用PEライン初の極細規格」で、「表面に特殊なシリコンコーティングを施しています」と書かれています。つまりルアーをキャストする釣りを軸にした設計です。対してタナトルは10m×5カラーに1m・5mのマーキングを入れ、水深を把握しながら釣ることを前提にしています。
船のタナ取りならタナトル、ショアのルアーならピットブル、という住み分けです。
号数はどう選べばいい?
号数(太さ)は狙う魚と釣り方で変わります。ライトな船釣りなら1号前後、青物やタチウオなど引きの強い魚を狙うなら2〜3号を目安に、乗る船や仕掛けの指定に合わせて選ぶのが確実です。青物狙いのタックル全体は青物ジギングの船ロッドおすすめと選び方も参考になります。
釣具専門の品揃えからシリーズを横断して比較したい方は、こちらも参考にしてください。
▶ アウトドアとフィッシングの専門店【ナチュラム 】
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広島湾で使うなら
広島湾の乗合で多いのは、タイラバとタチウオ、そしてライトなジギングです。いずれも底を取り直す回数が多く、タナを色で把握できることが効いてきます。どちらのタナトルを選んでも10m×5カラーの基本は共通なので、まずは乗る船の指定号数に合わせるのが先です。
釣行日の潮と海況は広島の陸釣り指数と潮見表で確認できます。月ごとに何が狙えるかは広島・瀬戸内の海釣りガイドにまとめてあります。
まとめ|巻き替え頻度で4か8かを決める
- こまめに巻き替えるならタナトル4(4本編み・本体1,330〜4,300円)
- 感度と水切れを優先するならタナトル8(8本編み・本体2,270〜7,300円)
- どちらも10m×5カラーで、タナ取りが必要な船釣りに向きます
- 必要な分だけ使いたいなら100m単位の連結スプールも選べます
次の釣行で乗る船の指定号数を確かめて、手持ちのリールの糸巻量に合う長さを選んでみてください。号数別の詳しいスペックと最新の価格は、購入前に公式サイト・販売ページでご確認ください。
タナトル4 TANATORU4 2号-300m シマノ PEライン 5色色分け
タナトル8 TANATORU8 3号-300m シマノ PEライン 5色色分け



