活きアジでアオリイカを狙おうと仕掛けを探すと、「お墨つきアオリイカ仕掛はねあげ式」という似た名前の製品が6つ並びます。無印、段差キャッチ、クリア天秤、パーフェクト仕掛、そしてロングが2種類。通常版の4製品はどれも全長166〜167cm・ハリス4号で、スペック表を見比べても決め手が見つかりません。M・L・2L・3Lという記号が何を指すのかも書かれていません。
迷うのは当然です。数値の多くが共通していて、表の見比べだけでは差が見えにくいからです。
結論を先に言うと、最初に決めるのは餌にするアジの大きさです。15cmを超えるアジを使うならロング、それ以下なら通常版で足ります。ウキまわりをまだ持っていないなら、同じ分かれ方でパーフェクト仕掛を選びます。
がまかつ お墨つきアオリイカ仕掛はねあげ式 IK-103
15cm以下のアジで始めるなら、錨が左右2組の基本形から。まず掛かり方を確かめる1つとして選びやすい形です。
30秒でわかる結論|アオリイカはねあげ式仕掛けの違い
- 餌のアジが15cmを超えるなら「ロング」(シャフト19〜22cm)。それ以下なら通常版(16〜17cm)で足ります
- ウキ止糸のセット手順と発光体の使い方まで公式に示されているのは「パーフェクト仕掛」の2製品
- 錨の形が公式に書かれているのは3つ。無印=左右に分かれた2組、段差キャッチ=段差をつけたダブル、クリア天秤=6本錨
- 無印・段差キャッチ・クリア天秤は、サイズ記号とシャフトの長さが連動しません。連動するのはロングだけです
はねあげ式とは|活きアジのウキ釣りでアオリイカを掛ける
はねあげ式は、活きアジをウキで泳がせてアオリイカを狙う仕掛けです。釣り方は公式に手順が示されています。ウキが引き込まれていったら、ゆっくりと竿を立ててラインを張ります。すると仕掛けがはね上がり、左右に分かれた2組の錨がイカをキャッチする仕組みです。
餌の掛け方は鼻がけが勧められています。理由として挙げられているのは、鼻の穴に掛けると泳ぎを妨げにくく、自然な動きを維持できることです。脳や目に近い位置に刺すと弱りやすくなります。
ハリスはシリーズ共通でフロロカーボンの4号、入数はいずれも1組です。
ウキが引き込まれていったら、ゆっくり竿を立ててラインを張る。これが公式に書かれている手順だよ。
6製品の違いはここ|アオリイカはねあげ式仕掛けの選び分け
違いが出るのは、シャフトの長さ・ウキまわりの有無・錨の形、そして価格です。並べると選ぶ道筋が見えてきます。

数値はいずれも公式のスペック表によるものです。
| 製品名 | 品名コード | サイズ | シャフト寸法 | 全長 | 希望本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|
| はねあげ式 | IK-103 | M・L・2L・3L | 16/17cm | 166〜167cm | 800円 |
| 同 段差キャッチ | IK-047 | M・L・2L・3L | 16/17cm | 166〜167cm | 800円 |
| 同 クリア天秤 | IK-050 | M・L・2L・3L | 16cm | 166cm | 800円 |
| はねあげパーフェクト仕掛 | IK-104 | M・L・2L・3L | 16/17cm | 166〜167cm | 1,400円 |
| はねあげ式 ロング | 41-101 | L・2L・3L | 19/20.5/22cm | 169〜172cm | 1,000円 |
| 同 パーフェクト仕掛 ロング | 41-102 | L・2L・3L | 19/20.5/22cm | 169〜172cm | 1,550円 |
錨の形が公式に説明されているのは3製品です。無印は左右に分かれた2組の錨。段差キャッチは段差をつけたダブルの錨でイカを絡めて獲る設計で、公式が「警戒されにくい」と説明するグリーンカラーです。クリア天秤は天秤をクリア仕様にして餌まわりの違和感を減らす狙いの製品で、公式が「超鋭利・軽量」と説明するグリーンの6本錨を備えます。
サイズ記号が何を指すかは書かれていません
ここが買い間違いの多いところです。無印・段差キャッチ・クリア天秤は、L以上のシャフトの長さが変わりません。無印と段差キャッチはMが16cm・L以上が17cm、クリア天秤にいたっては全4サイズとも16cmです。
一方、ロングの2製品はL=19cm・2L=20.5cm・3L=22cmと段階的に変わります。サイズ記号とシャフト長が連動するのはロングだけ、と考えると分かりやすくなります。
公式の製品ページには、サイズ記号が何を指すかの説明がありません。サイズごとに値が変わるのはシャフト寸法と全長だけで、ハリス・入数・価格はどのサイズでも同じです。シャフトの長さで選ぶなら、通常版はL以上のどれを買っても同じということになります。
通常版はL以上だとシャフトの長さが変わらないんだ。長さで選ぶなら、ロングかどうかで見るのがよさそうだよ。
がまかつ お墨つきアオリイカ仕掛はねあげ式 段差キャッチ IK-047
無印と同じ価格帯のまま、錨だけが段差をつけたダブルになります。1つずつ買って掛かり方を比べるのに向きます。
メリットとデメリット
メリットは3つあります。ひとつは、800円から始められる価格です。次に、錨の形を無印・段差キャッチ・クリア天秤から選べること。そしてロングが加わったことで、15cmを超えるアジを使う場面にも対応できるようになったことです。
デメリットは2つです。入数が1組なので、予備を持ち込むなら本数分を買う必要があります。もうひとつは、ロングの2製品にMサイズが無く、L・2L・3Lの3種しか選べないことです。
小さめのアジを使うなら、ロングにMが無いことは選択に影響しません。通常版のMかLで足ります。
広島湾で使うなら
この釣りはウキ下を決めてから投げます。パーフェクト仕掛では、ウキ止糸を動かしてウキ下を調整する手順が公式に示されています。瀬戸内の堤防は潮位で足元の水深が変わるので、釣行前に潮を見ておくと見当がつけやすくなります。
日並みの判断は釣り指数、広島・瀬戸内の釣り場の全体像は瀬戸内釣りガイドにまとめています。餌のアジを現地で釣るなら、アジングワームのカラーの選び方もあわせてどうぞ。
夜に釣る場合、パーフェクト仕掛のウキは直径6mmの市販発光体に対応しています。
ウキ下を決めてから投げるのがこの釣りだよ。潮が動くと水深も変わるから、先に潮を見ておくと楽かも🎣
よくある質問
Q. サイズはどれを選べばいいですか
A. 無印と段差キャッチはMが16cm、L以上はすべて17cmでシャフト長が変わりません。クリア天秤は全4サイズとも16cmです。餌にするアジが15cmを超えるなら、L・2L・3Lでシャフトが19〜22cmと変わるロングを選びます。
Q. 無印と段差キャッチは何が違いますか
A. 錨の形です。無印は左右に分かれた2組の錨、段差キャッチは段差をつけたダブルの錨でイカを絡めて獲る設計で、カラーはグリーンです。
Q. 夜釣りでも使えますか
A. パーフェクト仕掛のウキは直径6mmの市販発光体に対応しています。仕掛けだけの製品を使う場合は、手持ちのウキが発光体に対応しているかを確認してください。
まとめ|餌にするアジの大きさで選ぶ
6製品はスペックの多くが共通しているので、最初に決めるのは餌にするアジの大きさです。15cmを超えるならロング、それ以下なら通常版。ウキまわりをこれから揃えるなら、同じ分かれ方でパーフェクト仕掛を選びます。
錨の形は、そのうえで好みと状況に合わせて選べば足ります。まずは800円の無印か段差キャッチで、はねあげ式がどういう掛かり方をするのかを確かめるのが分かりやすい入り口になります。
がまかつ お墨つきアオリイカ仕掛はねあげ式 ロング 41-101
シャフトが19〜22cmに伸びたモデル。大きめのアジで鈎が届きにくいと感じたら、こちらに替える選択肢があります。



