※2026年7月更新:紹介機種を現行モデルの仕様に更新し、各機種の販売ページへのリンクを追加しました。
ショアジギングを1〜2年やってくると、入門リールの限界を感じ始めるタイミングが来る。
シャクリが重い。ドラグが滑らかに出ない。青物の走りに対してラインがスムーズに出ていかない感覚。そういった不満が積み重なってきたら、そろそろリールのアップグレードを考えていい頃合いだ。
ただ、いざ選ぼうとすると「どこを見ればいいのか」で迷う人が多い。正直、カタログスペックだけ見ていてもわからない部分が多い。実際にフィールドで使ってみてわかった「ここを見て選べ」というポイントを、中級者目線でまとめた。
結論|次の一台はこの3機種から
価格・在庫は変動します。選び方の根拠は本文で解説しています。
ショアジギング リール 選び方の第一歩はギア比から
まず確認すべきはギア比(HG・XGなど)だ。
ショアジギングで使うリールは、一般的にHG(ハイギア)かXG(エクストラハイギア)が主流。ジグを速く動かしたい場合や、フォール後にすぐテンションをかけたい場面ではXGが有利だが、1日中シャクリ続けると疲れる。
中級者が最初に選ぶなら HG(ハイギア)が無難。ハンドル1回転あたりの巻き取り量が90〜100cm前後で、操作の汎用性が高い。XGは体力に余裕が出てきてから試してみるといい。
ちなみに、ノーマルギア(PG)はショアジギングではほぼ使わない。フォールゲームで意図的にスローにしたい場合くらいだ。
番手は4000〜5000番が中級者のスタンダード
番手(リールのサイズ)は、狙うターゲットと使うラインの太さで決まる。
| ターゲット | 推奨PEライン | 推奨番手 |
|---|---|---|
| アジ・サバなど小型青物 | PE1〜1.5号 | 3000〜4000番 |
| ハマチ・ツバス | PE1.5〜2号 | 4000〜5000番 |
| ブリ・カンパチ | PE2〜3号 | 5000〜6000番 |
ショアジギングの”中級者が狙う守備範囲”を考えると、4000〜5000番にPE1.5〜2号というセッティングが最もオールラウンドに使いやすい。
私が5000番に統一したのは、一度ハマチクラスを相手にしたとき4000番で力不足を感じたのがきっかけだった。5000番にしてからはラインキャパシティに余裕が出て、不意の大物にも焦らなくなった。
ドラグ性能と耐塩性は絶対に妥協しない
中級者以上になると、「ドラグの出方」に敏感になってくる。
入門リールのドラグは初動がガクッと出やすく、細いラインを使っているときにバラシにつながる。上位機種では カーボンやフェルトのドラグワッシャー を使っており、じわっとした滑らかな出方をする。
確認すべきポイント:
- 最大ドラグ力:5000番クラスで10kg以上が目安
- ドラグワッシャー素材:カーボン系が耐久性・安定性ともに高い
- 防水機構:IPX8相当のコアプロテクトやXプロテクト等があると塩ガミしにくい
海水に常にさらされるショアジギングでは、防水性能を軽視すると1シーズンでリールが死ぬ。実際に防水なしの格安リールを使って、翌シーズン開きたてに塩ガミ固着を経験している。それ以来、耐塩性は最優先事項になった。
中級者が次に買うべきリール|実際に使って感じた3機種
まず3機種の位置づけを整理しておく。
| 機種 | 位置づけ | こんな人に |
|---|---|---|
| ダイワ 23レグザ LT5000-CXH | コスパ重視の実戦機 | 本格参入の最初の一台に |
| シマノ 24ストラディック SW 5000XG | 防水・剛性・ドラグのバランス型 | 長く本腰を入れて続けたい人に |
| シマノ 21ツインパワー SW 5000XG | ハイエンド級の剛性 | 道具に投資して使い込みたい人に |
① ダイワ 23レグザ LT5000-CXH
コスパ最強クラスのアルミボディリール。2023年のモデルチェンジでエアドライブデザインが採用され、剛性感はそのままに巻き出しの軽さが増した。マグシールド搭載で塩ガミにも強い。5000番でPE2号を300m巻けるラインキャパシティがあり、3機種の中では最も手に取りやすい価格帯ながら、この内容ならコスパは頭ひとつ抜けている。ショアジギングに本格参入したい中級者の最初の一台として最適だ。なお旧モデルの19レグザ(LT5000D-CXH)は生産終了となっている。
参考までに、記事中で触れたモデルの販売ページを各項目に掲載しています(最新の仕様・価格は販売ページでご確認ください)。
ダイワ 23 LEXA レグザ LT5000-CXH スピニングリール
② シマノ 24ストラディック SW 5000XG
SW(ソルトウォーター)専用設計で、防水・剛性・巻き心地のバランスが抜群。2024年のフルモデルチェンジで5000番以上にXタフドラグが搭載され、最大ドラグ力は13kgに強化された。XシールドとXプロテクトによる防水構造でメンテナンス頻度が下がるのも健在。ギア比はXGだが、ハンドルが長めで意外と力をかけやすい。本腰を入れてショアジギングをやりたい人向けのスタンダードだ。
シマノ 24ストラディック SW 5000XG
③ シマノ 21ツインパワー SW 5000XG
ハイエンドに近い剛性感。青物の引きに対してリールがへたる感覚がまったくない。ハンドルを巻くたびにギアの精密さを感じられる一台で、一度使うと戻れなくなる。3機種の中では明確に高価格帯で、それなりの投資にはなるが、長く使えることを考えればコスパは悪くない。
シマノ 21 ツインパワー SW 5000XG
アップグレードで出番のなくなった入門リールは、釣具専門の買取店に査定してもらう選択肢もあります。自宅まで無料の出張査定にも対応しているので、買い替え資金の足しにしやすいです。
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釣具専門の品揃えからシリーズを横断して比較したい方は、こちらも参考にしてください。
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結論|次の一台はこの3機種から
シマノ 24ストラディック SW 5000XG
ここまで紹介した内容を実践するなら、まずはこの1点から揃えてみてください
価格・在庫は変動します。選び方の根拠は本文で解説しています。
まとめ|中級者のリール選びは「今の釣りのどこに不満があるか」から始める
リールのスペックを追いかける前に、まず自分の今の釣りで「何が不満か」を言語化することが大事だ。
- 巻きが重い → ギア比と自重を見直す
- ドラグが急に出る → ドラグワッシャーの素材と最大ドラグ力
- 1シーズンで動きが悪くなる → 防水機構の有無
- 大物に対応できない → 番手とラインキャパシティ
リールは正直、入門クラスとハイエンドでは体感がまったく違う。ただ、今回紹介したようなミドル〜ミドルハイクラスに到達すれば、ほとんどの不満は解消される。
まずは4000〜5000番のHGをメインに選んでみてほしい。3機種で迷ったら、防水・ドラグ・剛性のバランスが取れた24ストラディックSWを基準に、予算と相談してレグザ(下)かツインパワー(上)にずらすのが失敗しにくい。そこから先は実釣の中で自分のこだわりが出てくるはずだ。
リールと合わせてロッドも見直すなら、ショアジギングロッドおすすめ5選【2万円以下で青物を獲る】も参考にしてほしい。


